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アラサーのグラフィックデザイナーがミニマリスト・ノマド・ノームコア的生活を考えるブログ

自分ルール:物を買うときに考えていること

ここ数年、断捨離だとかミニマリストだとか、持ち物を少なくしましょうという運動が流行っている。それは良いことだけれど、減らす方法だけでなく「何を買うか」も同様に大事だと思う。

*1を購入する際、どんなことを判断基準にしているか。消費に対する今の自分の姿勢(自分ルール)を記録しておく。

中古市場はあるか

一番重視することは、その品物がもし不要になった場合に、そこそこの値段で売却が可能かどうか。メルカリ*2のチェックは必須。中古市場があれば「いざとなったら売ればいいや」という発想が出来て、購入の際にかなり気が楽だし、実際不要になったら売っていくらかのお金に出来る。

また、買うときも新品にこだわらなければ安価に入手することが出来、減価償却費をかなり下げられる。中古で買ってしばらく使った後、購入価格と同等かそれ以上で売却出来たことも何度か経験した。

入手しやすいか

中古市場の有無に近いが、消耗した際に同じものを簡単に買えるかどうかも気をつけている。

気に入った商品を繰り返し購入する場合、入手しやすさが重要。通販可能かどうかと言っても良い。買い替えの度に限られたリアル店舗にわざわざ出向くのは億劫だ。

定番商品かどうかもポイント。定番であれば中古市場が形成されやすく、値段も安定している。何よりせっかく吟味して購入し気に入って使っている商品が廃盤になるのは悲しいし、悲嘆にくれながら労力を掛けて後継商品を選ばないといけない。であれば、最初から廃盤リスクの低い商品から選びたい。

自分の場合、気に入った商品は繰り返し購入するので、少なくとも今後数年は廃盤にならないであろうという商品を選ぶようにしている。新商品や新興ブランドの商品は注意したほうが良いかもしれない。

処分コストはどれくらいか

買った物を捨てたり人に譲ったりする際に、嵩張るものは思った以上に労力や金銭、精神力が必要になる。

例えば、大きな家具などは捨てるには粗大ゴミになるので、シールを買い、清掃局の手配をし、道路まで運搬しなけえればならない。売るにしても、送料が高額なので手元に残る金額が少なくなりがちで、配送の手配も面倒。大きければ大きいほど、処分する場合を考え吟味して買う必要がある。ひとつの物差しとしては、普通のゴミに出せるかどうか(ゴミ袋に入るか、ゴミに出せる素材か)。

一方で、レターパックやネコポスに入る大きさの物であれば、かなり気軽にメルカリなどで売却することが可能で、処分しやすい。

また、都市生活者の場合、家賃が高く居住空間が狭い場合が多いので、空間を有効活用する上でも手放しやすさは重視すべきでは。「手続きが面倒で処分していない物が溜まる」とか「売りたいがなかなか買い手がつかない」等の理由で、限りある家の空間を浪費するのはもったいない。

*1:サイクルの短い消耗品や、服などのパーソナライズされたものを除く

*2:昔はヤフオクだったが、メルカリの方が流通量や売買成立価格が把握しやすいように思う。