My Favorite Things:アップルのノートパソコン『MacBook Pro』
購入動機
学生時代はiMacを使っていたが、出先で作業出来れば良いのにと思うことも増えた。当時は増税間近だったこともあり思い切って購入した。スペック的にもProであればイラレ・フォトショも不自由は無さそうだし、画面サイズについても2012年以降Retinaディスプレイ化されたことで問題ないと判断した。13インチにするか15インチにするか悩んだが、見た目のシンプルさと重量・予算などを考慮した結果、13インチモデルを選択。もし不便だったら別途自宅用ディスプレイを買おうと思っていた。
使用レビュー
デスクトップパソコンからノートパソコンに買えたことで、パソコン作業する際の場所の制約から解き放たれたのは大きい。ものぐさなので、布団にうつ伏せで作業することもしばしばだし、映画を観る際などは、横向きに寝転がり、視界の向きに合わせてパソコンを垂直に立てるようなこともある。きょうび、個人が自宅で使うパソコンはほとんどノートパソコンだろうが、自分にとって初めてのノートパソコンだったので、感じた自由さは大きかった。
一時は持ち歩き(Everyday Carry:EDC)をしようかとも考えたが、重いしiPhoneで事足りることも多いため、必要不可欠な時を除いて自宅に置いている。移動の際にはハダカで鞄に入れていたのだが、どこかでぶつけてしまったのか、裏面に浅い凹みが出来てしまったのが悲しい。やはりケースは必要だろうか……。
機能については、なんと言ってもトラックパッドの精度が素晴らしい。はじめはMagic Mouseを使っていたのだが、いつしか全く使わなくなってしまった。今はイラレもフォトショもトラックパッドのみで作業している。ディスプレイの小ささを懸念していたが、杞憂だった。四六時中デザイン作業をするのなら不便かもしれないが、毎日何時間もする訳ではないので問題なし。
ディテールで言うと、Magsafe2が素晴らしい。磁石の力で吸い付いてカチッと充電されるのは快感の一言。充電状況を表すランプも良い。現行商品はUSBtypeCの導入でMagsafeでなくなってしまったのは、やむを得ないとはいえ残念だ。画面側に「Macbook Pro」と書いてないのも良い。画面直下にブランド名とか商品名が書いてあると視覚的なノイズになってしまう。背面のリンゴマークが光るのも良い。現行商品は薄さ・軽さを追求するために光るリンゴマークを廃止してしまったけれど、あれはやめるべきではなかったと今でも思う。多少重かろうが厚かろうが商品電力が増えようが、やっぱりリンゴマークは光ってほしい。
基本情報
メーカー:Apple(アップル)
商品名:MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
購入時期:2014年3月
購入方法:価格コムで安かった店(新品で購入)
自分ルール:物を買うときに考えていること
ここ数年、断捨離だとかミニマリストだとか、持ち物を少なくしましょうという運動が流行っている。それは良いことだけれど、減らす方法だけでなく「何を買うか」も同様に大事だと思う。
物*1を購入する際、どんなことを判断基準にしているか。消費に対する今の自分の姿勢(自分ルール)を記録しておく。
中古市場はあるか
一番重視することは、その品物がもし不要になった場合に、そこそこの値段で売却が可能かどうか。メルカリ*2のチェックは必須。中古市場があれば「いざとなったら売ればいいや」という発想が出来て、購入の際にかなり気が楽だし、実際不要になったら売っていくらかのお金に出来る。
また、買うときも新品にこだわらなければ安価に入手することが出来、減価償却費をかなり下げられる。中古で買ってしばらく使った後、購入価格と同等かそれ以上で売却出来たことも何度か経験した。
入手しやすいか
中古市場の有無に近いが、消耗した際に同じものを簡単に買えるかどうかも気をつけている。
気に入った商品を繰り返し購入する場合、入手しやすさが重要。通販可能かどうかと言っても良い。買い替えの度に限られたリアル店舗にわざわざ出向くのは億劫だ。
定番商品かどうかもポイント。定番であれば中古市場が形成されやすく、値段も安定している。何よりせっかく吟味して購入し気に入って使っている商品が廃盤になるのは悲しいし、悲嘆にくれながら労力を掛けて後継商品を選ばないといけない。であれば、最初から廃盤リスクの低い商品から選びたい。
自分の場合、気に入った商品は繰り返し購入するので、少なくとも今後数年は廃盤にならないであろうという商品を選ぶようにしている。新商品や新興ブランドの商品は注意したほうが良いかもしれない。
処分コストはどれくらいか
買った物を捨てたり人に譲ったりする際に、嵩張るものは思った以上に労力や金銭、精神力が必要になる。
例えば、大きな家具などは捨てるには粗大ゴミになるので、シールを買い、清掃局の手配をし、道路まで運搬しなけえればならない。売るにしても、送料が高額なので手元に残る金額が少なくなりがちで、配送の手配も面倒。大きければ大きいほど、処分する場合を考え吟味して買う必要がある。ひとつの物差しとしては、普通のゴミに出せるかどうか(ゴミ袋に入るか、ゴミに出せる素材か)。
一方で、レターパックやネコポスに入る大きさの物であれば、かなり気軽にメルカリなどで売却することが可能で、処分しやすい。
また、都市生活者の場合、家賃が高く居住空間が狭い場合が多いので、空間を有効活用する上でも手放しやすさは重視すべきでは。「手続きが面倒で処分していない物が溜まる」とか「売りたいがなかなか買い手がつかない」等の理由で、限りある家の空間を浪費するのはもったいない。